入院当日の昼食にはお寿司を食べてから直接病院に向かいました
その昼食のお寿司屋さんでふとパッパが言いました
「ファンはどうしているだろう・・・・」
その言葉を聞いた途端、皆が心配するので
こらえなければと思っていたのですが
みるみるうちに涙腺がゆるみ目は真っ赤・・・・
そしてその後もファンの事を思い出すたびに
こみ上げるものがありウルウルしっぱなしの状態で
入院生活が始まりました
ファーチが我が家に来てから9年
その間私の元から離して寝させたのは
ジジちゃんのお葬式の時と後は旅行の時3度ほどで
数えるほどしかありませんでした
そしてたとえ獣医さん宅に預けても
ファーチはなかなか食事は食べてくれない状況です
又随分以前の話になりますが
自宅でババちゃんに預けた時にも
ファーチは一晩中眠らず困り果てたものでした
ですからそんなこともあって
その後は旅行はもちろんの事
泊まりで私の実家に行く時も必ず連れて出かけていました
ただ今回の入院では
いつも一緒に寝ているパッパが同じ寝室にはいるので
私がいなくても何とか寝てくれるのではないかと期待していました
後から聞いた話ですが
ファーチはいつも寝ているクレート内ではなく
毎晩パッパと同じベッドの上で寝ていたと言う事です
家族みんなの中にはファーチに何かあっては
母の回復に支障が出るのではないかと
気が気ではなかったと思います
それ程入院前にはファーチの事ばかり心配して
多くの注意書きやファーチに関するメモ書きも自宅に残していました
入院当日に私たちが出かけた後のファーチです
室内をウロウロして落ち着かない様子・・・
そしていつもなら奥のソファーがお気に入りなのですが
外の音が聞こえやすいように手前のソファーにいて外の音を聞いています
風邪やのどの痛みのために取るべき
夜勤だった為に昼間のファーチの世話は
ほとんどニニが見ていてくれました!ニニの部屋に居るファーチ
ベッドから勝手に下りる事を禁止されていました
同じくニニの部屋にて・・・
最初の頃は常に外の音を気にしながら母の帰りを待っていたとの事
この写真も外の様子を伺いながら、ひたすら母を待つファーチです
後から思えばファーチも私と離れることには
慣れていなかったのですが
私自身もファーチと離れることには
慣れていなかったのではないでしょうか
そして携帯メールでの報告を写真付きや動画付きで
入院中は何度も送信してくれて
私が心配しないように皆がファーチの様子を知らせてくれていました
その皆が見ていられない程
寂しそうに室内や階段を付近をウロウロ動き回り
私を探していた1日目が終わり
2日目もやはり同じ様にソワソワとアッチコッチ
思い出しては私の姿を探し回っていたようですが
午後からはニニより
「多少は慣れてきたのか落ち着きつつあるかな・・・」と言う
メールが入りました
そして3日目の手術当日の午前中にはニニのベッドで
大人しく寝ている動画が送られてきて
「大分慣れてきたみたい」との事
その様子に少し安心しながら手術室に向かいました
その後は私自身の身にも次から次に多くの事が
押し寄せてきましたので
報告があるごとにファーチのことも気にしていましたが
その後の報告の方はどんどん落ち着きを増した
ファーチの報告ばかりとなり
又送られてくる写真や動画からも
その落ち着きぶりがしっかり伝わってくるものがありましたので
やっと自分自身の事に集中することが出来るようになりました
あなたが落ち込んでいるかどうかを通知する方法
自宅ではこれまで私がやっていた事を
皆で手分けして世話をしてくれていました
そしてニニの部屋に居ることも多かったので
その部屋での新しいルールも躾けられていました
そのニニには「1度しかって3度誉めて」と
病院からメールを入れたこともありました
ファーチにとっては慣れた自宅で大好きな家族と一緒
そしてこれまで以上に皆がファーチの面倒を
良くみてくれていましたので
大変幸せな状況だったのではないでしょうか
私の居なくなった寂しさに慣れてからのファーチの
表情には不安な影は一切見られなくなりました
そしていよいよ退院と言う日には
いち早く玄関までニニがファーチを抱いて連れて来てくれたのですが
皆が期待したほどの感動的な対面はなく
母だけがファーチを見ると、またもやウルウル状態でしたが
ファーチの方はいたって落ち着いたもの・・・・
そして帰宅したどの家族にも示すような
いつも通りの歓迎の仕方で嬉しそうに尻尾をフリフリしていました
でも私はファーチのその表情の中に
これまでの間が大変穏やかで安心しきった満された
日常を送ってこられたのだと確信しました
私に80%の依存度だったファーチが家族の見事な連携のお陰さまで
11日間の間に家族への依存度100%へと変わり
その後のしばらくも家族への依存度が高い状態が続きました
それというのも、ファーチの世話を家族が
引き続きしていたということもありますが
帰宅後の私の表情や動きには、どうも以前とは違う
異変を敏感に感じていたのではないでしょうか?
お気に入りのソファーに横たわりながら
目だけが私の動きを追いかけていると言う日々が続きました
そして私も気持ちになかなか余裕が持てなくて
ふと気がつけばファーチへの声かけも忘れて
黙々と生活をしていた時もありました
何歳馬は妊娠しなければなりませんん。
そしてあんなにも夢見たファーチとのお散歩も
順調に実現出来るようにまでに回復したのは良かったのですが
まずは自分自身の足の変化ばかりが気になって
楽しめるほどの余裕のないまま日が過ぎてゆきました
やっと術後の3カ月も過ぎ
車の運転も出来るようになりましたので
この秋の訪れと共に一度ゆっくりのんびり
ファーチとのお散歩にも出かけたいと思っています
本格的にお散歩を楽しめるのはこれからかもしれません
そして快活さが戻ってくるに従い
ファーチへの声かけも増え
現在では又私への依存度80%へと、すっかり元通りとなりました
元の黙網?ですが
いいの・・・いいの・・・
ファーチの穏やかな表情が我が家の家族皆の願いですから
最後にお散歩に出かけるようになってからは
ますます必要になった夏場のファーチの胸当てを
急きょ手作りしましたのでご紹介します
そして鞄に入れていては携帯が鳴ったことに気づきにくいので
携帯入れも手作りしました
キルトは親指の変形性関節症の痛みを誘いやすいので
長くは続けられませんが、
こんなことも出来るようになりましたので見て下さい
それでは、又お会いしましょう・・・・・
以前のものはカントリーボーイの胸当てでしたが
今回のものは少しカッコ良くなってシティーボーイの
胸当てとなったと思いますが!いかがでしょうか?(笑)・・・・
首はマジックテープで止まっています
そして胴部分は紐を軽くこま結びで止めています
直径12センチの小さなポシェットです
外出時携帯を鳴らしても、なかなか出てくれないと
常々御冠むりのパッパの要望にこたえて
止むを得ず急きょ作成しました
ファーチのつぶやき:毎日暑かったので僕はネンネばかりだったよ
でも毎朝母さんに起こされて
お散歩のお共させられていました
でも時々僕は「いやいや」して歩かない
朝は車の音は少ないけれど
やっぱり僕は静かな大きな公園が大好きだよ!
だから毎朝玄関を出ると大好きな車に乗りたくて
今日もまた「いやいや」しています
(ちょうど入院中にテレビでやっていました
愛犬の老化防止には毎日同じお散歩コースにしないで変化をつける事
そして嬉しい事はもちろんですが嫌なことも経験させて
心にも変化があるように工夫すること
そして脳を刺激するよう、たとえば室内ではお菓子などを隠して
そのお菓子を愛犬に探させるなどさせるのも良いとのお話しでした
ですから今は出来るだけお散歩コースは少しずつ変えています
決まったコースで決まった事に安心出来るファーチにとっては
少々不安もある事と思いますが、我慢してね!
ちょっとしたボケ防止だよ!
そして、これからは大きな公園にも行こうね・・・・ファーチ! )
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