2012年5月4日金曜日

心因性視力障害の症状〜子供の視力が低下する視覚障害 | 視力回復の研究ノート


心因性視力障害の症状とは、近視や遠視といった屈折異常や、眼球の器質的な異常がないのに、視力が低下するというものです。

子供自身は、視力低下の症状を自覚しません。
たいていは、学校の定期健康診断で見つかり、眼科を受診してわかります。

実際、視力を測定してみると、0.2〜0.4という低い視力になっています。
また、検査のたびに、視力が変動することも特徴です。心因性視力障害になると、遠くだけではなく、近くも見づらくなったりします。

ところが、たとえば、+0.5ディオプトリーのレンズと、−0.5ディオプトリーのレンズを組み合わせたメガネをかけてみると、視力が1.0になったりします。
これは、「打ち消し法」「トリック検査」といいます。

プラスとマイナスのレンズが打ち消しあって、レンズをとおして見ていても、じつは、裸眼で見ていることと同じなわけです。ところが、子供はそれに気づかず、視力が1.0になるのです。


子供たちは対処の疾患を変更する

心因性視力障害が、いかに心、脳の影響をうけて、視力が低下しているかがわかります。心因性視力障害になると、ピアノの楽譜が見えない、算数の時間だけ黒板が見えないなど、好き嫌いが影響することもあります。

近視や遠視がある子供の場合、心因性視力障害になると、メガネで矯正しようとしても、矯正視力がでなくなることがふつうです。たとえ矯正できたとしても、ほんのわずかなものです。

スポンサード リンク

心因性視力障害は、心身症のなかで、どのような位置づけにあるのでしょうか?

まず、心身症とは、精神的なストレスが原因となって、体に症状があらわれてくる病気です。そのなかのひとつで、目に症状があらわれてくる心身症を、「眼心身症」といいます。


電子顕微鏡下のにきび

眼心身症のなかに、心因性視覚障害や目の症状があります。
このページのテーマである心因性「視力障害」は、心因性「視覚障害」のうちのひとつです。

眼心身症とは、心身症の症状が、目にあらわれるものです。
眼心身症は、視覚の異常と、そのほかの目の症状に分けられます。

心因性視覚障害とは、心因性視力障害による視力の低下と、さらに視野の異常、色覚異常、暗順応障害といった「視覚的な症状」までもふくみます。

そのほかの目の症状としては、チック、まぶたのけいれん(眼瞼けいれん)、眼精疲労、まぶしさ、心因性複視、心因性斜視をともなうこともあります。

視野の異常は、視野がせまくなる「求心性視野狭窄」。
検査中に、視野が、らせん状にせまくなっていく「らせん状視野」があります。


私は歯痛をどのように停止することができます

色覚異常は、ものがすべてピンク色に見えたりします。
暗順応障害は、暗いところで、見づらくなる「夜盲」の症状を示します。

心因性斜視は、ストレスが原因で、眼球を動かす外眼筋のバランスがくずれ、目の位置がずれてしまう症状です。
その結果、心因性複視がおこります。心因性複視は、両目でものが二重に見えてしまう症状です。

眼精疲労やまぶしさは、ストレスがあると、大人にも起きる症状です。

眼心身症に、目以外の症状がともなうケースもあります。

たとえば、心因性聴覚障害。
これは、心因性視力障害と似ているものです。心因性聴覚障害でも、子供に自覚がなく、健康診断で見つかることが多いようです。
また、発生年齢、性別なども一致しています。

そのほか、頭痛、腹痛、吐き気、下痢、発熱などの症状をともなうことがあります。こういった症状も、内科的には異常が見つかりません。



These are our most popular posts:

色覚の異常

先天性の場合は原因が遺伝的なものなので、現時点では有効な治療法がない一方、 色覚異常の程度は変化せず、また色覚以外の視機能は問題ない ... 後天性の場合は、 なにかの病気(緑内障や網膜の病気など)の一つの症状として、色覚に異常が現れます 。 read more

色覚異常の症状

色覚異常の症状. 緑色とその補色である赤紫色との区別がつきにくい緑色盲がもっとも 多く、赤色とその補色である青緑との区別がつきにくい赤色弱、青と青紫の区別がつき にくい赤色盲が多くみられます。 男の子の5パーセントにみられ、女の子は男の子の10 分 ... read more

色覚異常の症状:症状と対策/病気の症状をよく知るサイト

色覚異常は色の区別が判断しにくい状態をいいます。色の見え方が多少違うということ です。健康診断などで検査を一度は受けたことがあるでしょう。 色覚異常には、先天性 のものと、後天性に起こるものとがあります。後天性の色覚異常は、目の病気に引き ... read more

色覚異常の症状・治療・診療科目

色覚異常の症状や治療についての情報、受診した方がよい診療科目など。全国の病院 ・各種療法や薬の検索も。 read more

0 件のコメント:

コメントを投稿